カテゴリー: ゲームレビュー

  • 真・三國無双7 Empires

    三國無双7のシミュレーション拡張版。三國無双7のキャラやエディットキャラを使って三国時代の群雄割拠を戦い抜く。

    歴代何度か出ている「エンパイヤーズ」。三國無双の戦闘に国造りや国盗り合戦のシミュレーション要素を加えたもの。内政モードで武将を雇ったり国を強化したり買い物をしたりして、国盗り合戦で隣国に攻め込んで領地を奪ったり、来る敵を迎え撃ったり。

    三國無双自体が楽しいので、それにシミュレーションが加わればさらに、と思うがなかなか難しい。このゲームも悪くはないのだけど、なんというか大雑把。内政もざっくり、戦闘も自分が強ければそれで終わってしまう。せっかくシミュレーションものにしたのだから、もっと駆け引きとか戦略とか采配とか、そういうところが効いてくる作りにして欲しかったのが残念。
    自分が攻めている間に後方の守りを武将に任せたり、逆に自分が敵の猛攻を食い止めている間に隙のできた砦を落とさせたり、みたいな。今でもできないことはないけど、自分が走り回って蹴散らす方が早いので。

    特徴的なのが武将エディットモード。顔やら体型やら服装やらをいじっていろんな武将が作れる。なんなら武将の軍団も作れる。他の人が作った軍団も勝手に参加してくる。リアルさとかバリエーションとか可愛さはさて置くとして、作れること自体が楽しい。

    苦言も呈したけれど、楽しいからこそさらに欲が出るというところ。今年のゲームプレイ時間ベスト5に入ってしまうくらいに遊んだ。コントローラー必須、かな。

  • アイル・オブ・アローズ

    カード選択とタワーディフェンスを組み合わせたカジュアルゲーム。似たようなゲームは過去にもいくつか存在するが、このゲームには特徴的な点がいくつかある。

    基本的には、ランダムに提示される通路やタワー、その他の施設などマスをマップ上に配置し、迫り来る敵を撃退する。通路を敵が通っていき、通路に面して配置されたタワーが敵を攻撃するという、いわゆる典型的なタワーディフェンスゲーム。基本的に提示されるアイテムは1つのみで、選択の余地はなく、できるのはスキップのみ。

    タワーにはいくつか種類があり、上手に配置することで効果が高くなる。一部、タワーをアップグレードする効果を持つカードもあるが、お金でアップグレードすることはできない。置いたら置きっぱなし。

    マップの足場は狭く、配置できる箇所が限られている。通路やタワーを配置するには、足場をはみ出して配置できる土台を使うか、「旗」や地面拡張カードで足場を増やしていく必要がある。

    水ブロックについて。提示されるブロックには、水ブロックが付随しているものがある。これがいわゆるお邪魔ブロックで、このお邪魔な水をどう邪魔にならないようにするかを考えなければならない。また、水ブロックは特定の施設の発動条件になっている場合もある。

    既に配置されたブロックの上に別のブロックを置きたい場合は、爆弾を消費する必要がある。爆弾がない場合は、もちろん上書き配置はできない。既存の設備や先に挙げた水ブロックなどをうまく上書きしながら、足場や爆弾のリソースを考慮してブロックを配置していく必要がある。

    お金について。基本的にはターンごとにお金が収入として入り、それを使って買い物をしたり、次の提示アイテムをスキップしたりできる。この収入の額は、現在持っているお金の量によって増えるため、お金を貯めるほど収入も増えるが、使ってしまうと減る。これが、お金を使いたいが使えないというジレンマを生んでいる。

    タワーカードの種類による性能の差は大きく運任せなところがあり、強力なカードが出ないと不利になる場合もあるが、配置方法である程度はカバー可能。何度かプレイすれば徐々にカードの種類も増えていき、初期段階では繰り返し挑戦することでクリアできると思う。日本語にも対応しており、カードの内容に困ることはない。じんわりとカジュアルに楽しめるゲーム。

  • SteamWorld Heist II

    ロボットSFのSteam Worldシリーズ。横スクロールタクティカルシューティングの続編。前作もとても良いゲームだったが、ゲームの基本はそのままにいろいろなフィーチャーが追加された。

    2で追加された要素としては、

    – クラスチェンジ(クラスを変更して別クラスで覚えたスキルをいくつか使える)
    – ワールドマップでの船のシューティング(移動と戦闘)
    – キャラの疲労度(ミッションをこなすと披露して、宿で休まないと出撃できない)
    – 宿での報酬(評判とは他にミッションクリア等で得たポイントでアイテムをもらえる)

    # 良い点
    – 船の強化やクラスチェンジなどやりこみ要素が増えた
    – クラスチェンジや疲労度の導入でいろんなキャラを使いやすい
    – 船での探索シューティング楽しい
    – キャラクターのドラマが深くなった

    # 悪い点
    – クラスチェンジのため戦闘におけるキャラの個性が薄れた
    – スナイパー以外は射線が出なくなった
    – 逆にスナイパーは必中スキルのために狙いのドキドキ感がない
    – 跳弾をあんまり使わなくなった

    # 良い?悪い?
    – 難易度は下がった?
    – 戦闘でのデスペナがない(船がやられるとデスペナあり)
    – 武器性能依存が強い(ゲーム中でも言及されている)

    前作よりは全体的に大味になった感はある。そのぶんとっつきやすくはなったかも。弱いと思ったらクラスチェンジしたりレベル上げしたりアイテム買ったりして強化して挑む、というRPGっぽいこともできる。
    そして前作は英語だったが、今回はしっかりと日本語対応している。ストーリーもよく練られているし、キャラのセリフも面白いので日本語化は非常に嬉しい。
    横スクロールで射撃タクティカルって他にあまりないと思うので、唯一無二という点でもおすすめ。

  • ガーディアンズ・オブ・ホールム

    トラップ設置型タワーディフェンス。ダンジョン内にあるクリスタルを目指しモンスターが迫ってくる。プレイヤーは通路の壁や床にトラップを仕掛けたり、兵士を召喚したりして敵の侵攻を阻害し、クリスタルを防衛する。

    使用できる罠はローグライク風にカードで選択する。マップクリア時やイベント時に3つの選択肢が提示されるので、その中の1つの罠を選んでいく。各カードは2回まで強化できる。またトラップを配置後も強化が可能。

    罠の他にスペルも使え、いざというときの手助けになる。また能力値や環境を有利に変えてるアーティファクトもあり、この3つを強化しながら敵に挑んでいく。

    タワーディフェンスお決まりの流れだが、序盤は敵の出現箇所も1ヶ所からだし、敵も弱いやつしか出てこないので、適当に罠を配置していても倒せる。次第に敵も強くなり、出現箇所も増えていく。通路を塞ぐことで敵の移動をコントロールできるので、上手く誘導した上で、効率的に罠を配置していかなければいけない。

    3種類プレイヤーキャラがいて、それぞれ異なる種類の特徴あるカードを取得できる。またゲームクリアやゲームオーバー時にはポイントを得られ、それを使って新しいカードを取得したり、プレイヤーを強化したりもできる。それゆえ、途中でやられても繰り返し遊ぶモチベーションを保てるし、やりこみ要素ともなっている。

    楽しいのが敵の位置を移動させる罠。押し出したり弾き飛ばしたりフックで引っ掛けたりして移動させ、落とし穴に落としたり、押し戻したりすることができる。他にも蛙にする罠や敵を最初の位置にテレポートさせる罠など、ファンタジーで個性的な罠もある。タワーディフェンスにしては罠の種類がかなり豊富なので、その点でも楽しい。

    1ゲームのプレイ時間は結構長いが、途中セーブができる。

    カードゲームで重要になる日本語翻訳は良い感じ。たまに言葉のブレや誤訳はあるが、遊ぶのには問題ない。

    全体的に少々大味ではあるが、繰り返し楽しめる良いゲーム。

  • Hexarchy

    Clivizationとカードローグライクを合体させたゲーム。Clivizationといっても、ほぼ1作目のようなシンプルなやつ。そこにカードが出現するランダム性やカードを選ぶ戦略性を加えている。

    入植者が町を建設し、町の発展とともに住民が増え、住民が土地から資源を得ていく、といういわゆる本当にCivilization。建物やユニットはランダムにカードで提示され、その中からコスト分のカードを選んでいく。新しい技術もまた同じ手札として出現するので、建設するのかユニット作るのか技術を進歩させるのかのせめぎあいになる。発明によりユニットが増え、さらに手札が複雑になっていく。

    先にも書いたが、カードにはコストがあり、建築をしたりユニットを作るためにはコストを消費する。また建築コスト以外にも、素材やお金や研究ポイントなどもあり、カードによって必要とされるものが変わる。それらの素材は生産や取引で入手することができる。

    またカードを「破棄」することで、コストや研究ポイントが得られる。ただし破棄するとそのカードは以後二度と出現しなくなる。いらないカードや効果の低いカードをここぞというときに破棄していくのも戦略の1つとなっている。

    Civilization風といっても、全体的にけっこう大味なゲーム。難易度もわりとイージー。またカードの種類や研究ルートは限られているので、強いカードは強いし弱いカードは弱い。カードゲームの宿命かもしれないが、プレイしていくうちに選ぶカードが固定化してくるのは否めない。

    それでも、ローグライクなランダム性と4Xをなかなか上手に融合させた意欲作だと思う。世界があまり広くなく、1プレイの時間もかなり短めに設定されているので、手軽に遊べる。また週替りや日替わりのチャレンジもを用意されている。軽く4Xやりたい、ってときには良いゲームだと思う。

    カードゲームには重要な日本語も違和感なくしっかり翻訳されている。