Slay the Spireぽい?カードバトルゲーム。ただし普通のカードバトルとは少し違う。ゲーム紹介にはタワーディフェンスとあるが、タワーディフェンスともまたちょっと違う。なんと言えばいいんだろう。Auto Chessぽい?
まず4人のキャラから1人を選んでスタート。キャラはそれぞれ特徴的な能力とデッキを持っている。マップ画面ではSlay the Spireのように分岐したルートの中から1つ選ぶ。ルートの先のマスには、敵、エリート敵、ショップ、キャンプ、イベント、宝箱などがあるので、先のルートも見ながら行きたいルートを選ぶ。
戦闘を開始すると、まずは4枚の手札を引く。その中からカードを使用し、残り2枚になったらターンエンド。カードにコストはなく、特殊な条件があるカード以外は手札になればどれでも使える。カードを使って敵にダメージを与え、すべての敵を倒せば面クリア。
カードには大きくアニマル、アタック、建築物の3種がある。アニマルはフィールドに動物を召喚する。召喚されたアニマルは敵に向かって移動を始め、敵や途中で遭遇した敵アニマルと戦う。ダメージを受けるとアニマルは消えてしまう。勝手に動いて勝手に戦って勝手に死ぬので、このあたりがAuto Chessぽいかなと。アタックは文字通り、直接敵や敵アニマルを攻撃するカード。強いものから弱いものまで様々。建築物は、アニマルを生産したり、敵を砲撃したり、プレイヤーに効果をもたらしたりと様々。これもダメージを受けると破壊されてしまう。そんな感じでこの3種のカードをうまく使って戦っていく。
戦闘後にランダムで3枚のカードが表示されるので、そのうち1枚をもらってデッキを強化していく。他にお店で買ったりイベントでもらえたりする。各カードは1回だけ強化が可能。カードごとに強化の効果は違うが、強化でめちゃくちゃ強くなるものもある。
カードの他に能力を高めるレリックも入手できる。これもまたかなり強力なものがあり、戦況やデッキ構成を左右する。
戦闘はわりと大味な感じがするが、それがこのゲームの味とも言える。カードの組み合わせによってはアタックがとんでもない火力を出したり、「ずっと俺のターン」になったり、画面を埋め尽くすほどアニマルを召喚したりと、わけがわからないことになって楽しい。
カード運にも左右されるが、カードの選び方でそこそこそれをカバーできるだけの自由度もある。サクッと遊べる風変わりカードゲームとしておすすめ。国産ゲーなので日本語対応は心配なし。