投稿者: Kusshie

  • ダンジョンクロウラー幸運ウサギと魔法の爪

    スレスパライクなんだけど、カードではなくクレーンゲームで掴んだアイテムでバトルするという変わり種。

    バトルの要素としては攻撃と防御があり、防御はターンが変わるとリセットされるという典型的なスレスパ系。にもかかわらず、クレーンの導入によりとってもユニークなゲームになっている。

    クレーンゲームは2Dではあるものの、そのままずばりのそれで、クロウのついたアームを動かして、止めた位置で下がりそこにあるものを掴み上げる。リアルなクレーンゲームと違い、拾い上げること自体は難しくはない。しかし必ず目当てのアイテムが拾えるとは限らない。そういうジレンマと、逆にたくさんのアイテムを一度に引き上げることで有利に戦えるというすっきり感のどちらもある。

    スレスパ系あるあるだが、有利なアイテム不利なアイテムの差が激しい。また集めるアイテムの系統で強くも弱くもなるので、デッキビルドがかなり鍵となる。

    クリアしていくと、アームの種類が増えたり、アイテムが増えたりする。それにしてもタコ足アーム強すぎ。

  • In Death

    In Death

    弓矢のみで戦うVR専用ゲーム。廃墟を進み、巣食うモンスターを倒していく。近接武器や銃などは一切なく、プレイヤーは最初から最後まで弓矢一本で戦うことになる。

    とてもVRの良さを活かしたゲーム。実際に弓の弦を引いて放すモーションをすることで、矢を射ることができる。弓を持つ手と弦を引く手の向きや角度によって、弓の方向や強さが変わる。最初は思ったように矢が飛ばせないが、次第になれてくると、狙ったところにスパンと飛んでヘッドショットを決めるのがとても気持ちいい。

    矢は放物線を描いて飛ぶので、距離や角度を考えて狙いを定める必要がある。たいていの敵はヘッドショットが当たると大ダメージになるが、遠距離だと難しいので確実に当てる方を狙う……など、一瞬でいろいろ考えつつ攻撃を繰り出すことになる。また強く弦を引けばダメージも大きくなるので、小刻みに連打するよりもしっかりと引いて撃つほうがダメージが大きくなる。とはいえ、敵が近い場合などは逆に連打の方が有効だったりもするので、状況を判断して打ち分けると良いかと。

    また弓を射る動作以外に、移動や回避もVRを前提として設定されていて、とても良い。移動も弓矢で行い、移動用の矢を撃って着弾点にてテレポートする。矢が当たれば、屋根の上でも向かいの建物のバルコニーでも、立てるところであればたいていの場所に瞬間移動できる。最初は戸惑ったが、慣れてくるとこれがとてもスピーディーで楽しい。移動そのものがアクションになっていて、位置取りを考えるのが自然に楽しくなる。

    慣れてくると、敵の目前にテレポートして、至近距離でヘッドショット連発。倒したら他の敵が来る前に離脱、なんてこともできる。

    また、手の振りで短距離を移動することもできる。飛んでくる矢を避けたり、物陰から飛び出して攻撃をするときなどに使うと便利。そういう細かいところが上手に作り込まれている。

    難易度はけっこう高め。特に後半は厳しく、ボスはさらに強い。実はまだラスボスが倒せてません。それでもじゅうぶんに楽しい。

    荘厳な雰囲気や、禍々しい敵など、世界観も良い。特に建物の造形が、非現実的で悪夢を見ているようでとても良い。またVRならではの敵の存在感、リアリティも凄い。眼の前に鎧兵が立つと、リアルなサイズの現実感にびびる。

    ちなみに防衛戦的なモードもあるが、探索モードの方が圧倒的に楽しい。あとクロスボウもあるけど使ったことないです。使い勝手どうなんだろう。

    なお購入したのはQuest版だが、ゲーム内容としてはほぼ同じだと思うのでSteamリンク貼っておきます。VRで弓を射るという体験を、ここまで自然に楽しめるゲームはなかなかない。

  • 無双アビス

    三國無双、戦国無双などの無双系のスピンオフのヴァンサバライク。簡単操作で無数の敵をぶっ倒して行きつつ、英傑(武将)を手に入れることでキャラを強化していく。

    手に入れた武将は呼び出して一緒に戦う他、強化素材のように集めるだけでプレイヤーキャラが強化されていく。各キャラには属性があり、集めた属性によって強い技や能力を使えるようになる。

    無双部分は本編以上にかなり大味だが、ヴァンサバ系ならこんなものだろう。演出は派手派手なので、目には賑やかしい。

    元々本編もそういうゲームだが、使用キャラによって技の強さや使いやすさが極端に変わる。強いやつはまじ強いし、弱いやつはまじ弱い。何も言っていないのに等しいが、そう感じたのだから仕方がない。

    無双までヴァンサバか、と思わないこともないが、ちゃんと楽しく遊べたので良しとしましょう。

  • Scribblenauts Unlimited

    文字が現実になる、という能力を使って様々な問題を解決していくというパズルゲーム。けっこうトンデモな設定なのだけれど、しっかりとゲームになっていて素晴らしい。

    主人公は魔法のペンとノートを手に入れ、それに書き込んだものを作り出したり、能力を与えたりすることができる。神様から消しゴムまで、なんでも作り出せるし、人を無敵にもゾンビにも変身させることだってできる。

    でも、何でもできても問題を解決するには頭を使わないといけない。例えば動物を捕まえるためにはロープを作り出したり、崖の上で困っている人には翼を生えさせたり。解決方法は1つではないが、けっこう難しい問題も用意されている。解けたときに「やった」と思うか、「まじかよ」と思うかはあなた次第。

    すべて英語のゲームだけれど、子ども向けということもあり、わかりやすい英語が使われている。また入力ももちろん英語なので、ある程度の語彙力は要求される。わからなければ調べればいい。それもまた勉強になるでしょう。

    他に類を見ない独特のゲーム性。それが奇をてらっているだけではなく、ちゃんと謎解きゲームとしてしっかり作り込まれているのが素晴らしい。

  • PEAK

    協力プレイ前提の山登りゲーム。最大4人のポップなプレイヤーキャラが助け合いながら山頂を目指してひたすらのぼっていく。

    ちょっと話題になっているようなので知ってる人も多いかも。そびえ立つ山に向かい、落ちている食べ物やアイテムを駆使し、仲間同士で協力したり相談したりしながらとにかく登っていく。1人でもクリアできなくはないが、複数人いる方が様々な面で有利。ただし食料に関してだけは人数が多くなるとそのぶん分け合わないといけないという難点がある。

    いろいろよくできていて楽しい。特にフレンドや知り合いといっしょに遊ぶのをおすすめ。フレンドとプレイしながら何度も爆笑した。そんなゲーム。

    普通にクリアしようとすると1プレイ2~3時間くらいかかるのでその点は覚悟が必要。絶望的な崖も、協力すればいつかは登れる・・・かもしれない。

  • Digs TD

    採掘+タワーディフェンス。いかにもインディーズな粗削りのゲームではあるんだけど、けっこう楽しめたのでレビュー。

    地下洞窟のような世界で、壁を削ることで、タワーやオーブなどのトラップを発掘できる。発掘したトラップはもちろん敵を攻撃する。それだけではなく、トラップはマップ内を移動可能で、上手に配置して、敵の進軍ルートをコントロールすることができる。敵は財宝を目指して移動してくるので、できるだけ遠回りさせつつトラップで駆逐していく。

    またトラップは手に入れたカードで様々な上級トラップに強化することができるので、要所に強いトラップを配置することで効率的に敵を攻撃することができる。

    先にも書いたが、かなり荒削りなところはあるけれど、新しいものを作ろうとする挑戦する心も感じる、という意味で評価したい。

  • DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT

    DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT

    小島監督のオープンワールド配達ゲーム。いろんな意味で凄いゲームです。一言で言えば壮大な映画。でも、ゲームとしての面白さもきちんと作り込まれている。そんなゲーム。

    配達するだけのゲームと聞いて、最初は正直あまり期待できなかった。荷物を運ぶだけって、それ作業ですよね、と。だがしかし、ゲームをプレイしていくと、そんな予想が申し訳なくなるくらいにちゃんとしっかり配達が楽しい。配達中毒者の気持ちがちょっとわかる。

    世界設定、キャスト、ムービーパート、どれをとっても唯一無二で、先にも言った通り壮大な映画を見ているよう。実際に有名な俳優がたくさん出てくる。これだけ多くの俳優が、モデルだけではなく実際に演技までしているゲームは、たぶん世界中を見ても他にないのではなかろうか。

    というか、とにもかくにもムービーパートがめちゃくちゃ長いです。そこだけは覚悟してください。映画を見ているより断然長いです。良くも悪くも、です。

    また、このゲームの主題でもある「つながる」という部分が、これまたゲームにとてもうまく取り入れられている。シングルプレイなのに、ネット上のたくさんの人の存在を感じる。そんな不思議なゲーム。

    ゲームプレイ後に、YouTubeのメイキングやインタビューを見るのも楽しいです。

  • Drop Duchy

    テトリス+カードゲーム+建築+バトル、という変わったゲーム。マス目の土地や建物が落ちてくるので、テトリスのように配置していく。隣接する土地や建物によって様々な効果が生まれる。建物には軍事施設があり、配置すると兵士が増える。これには自国のものと敵国のものがあり、敵国のものも出現したら配置せざるを得ない。自国の建物をできるだけ有利な場所に、敵国のものを不利な場所に配置していって、自国の戦力を高め、最終的に敵に打ち勝てば勝利。

    テトリス風なのでもちろん、列を埋めたら消え、新しいブロックを購入したり強化するための素材が手に入る。複数の列を一度に消すとボーナスも入る。ただし列を消すのか、建物の配置か、どちらを優先するかは状況によるので、考えどころ。ブロックの落下速度は速くない、というかほとんど止まってるようなものなので、じっくりと考えることはできる。

    カードはランダムに出てくるものから1つ選ぶというスレスパっぽいもの。マップも分岐しているものの中からルートを選ぶというスレスパ方式。ブロックの種類の当たり外れがかなり大きいので、有利なブロックがわかってくると選ぶブロックはかなり固定されるかと。

    いろんなジャンルをまぜるととっちらかりがちだが、このゲームはそのあたりを上手に取りまとめ、新しいゲーム性を作り出している。クリアするだけならそんなに難しくないので、とっつきやすいという点も良い。ちゃんと日本語対応もしています。

  • Train Valley Origins

    列車パズルゲーム「Train Valley」の続編。実際には「2」があるのだが、方向性が変わってしまっていたので、こちらこそが正統派の続編ということになる。いや、Originsとあるから、リメイクなのか。正直ちょっとよくわからないが、良いゲームであることは間違いない。

    ゲームは「駅と駅に線路を引く」「列車を走らせる」という2つのアクションがある。各駅には運ぶべき素材が表示され、列車でそれを所定の駅へ運んでいく。上手に線路をつなぐシミュレーション的な要素と、目的地へきちんとつくように、なおかつ列車同士がかち合わないようにポイントを切り替えるリアルタイムアクションの両方の要素が必要となる。

    のんびりしているように見えて、実はかなり忙しいゲーム。線路の引き方は頭を使うし、列車はちょっと見すると変なところへ行ってしまう。ポイント切り替えって大変。

    前作から大きく違うのは、マップクリエーションモードがついたこと。ゲーム内で他のユーザーが作ったマップをダウンロードして遊ぶことができる。1作目で「この機能がほしい」と思っていたことをがっつり実現してくれている。ほんとにありがたい。

  • Against the Storm アゲインスト・ザ・ストーム

    Against the Storm アゲインスト・ザ・ストーム

    住人に指示をして素材を集めたり、建物を建てたり、生産したりしていく、いわゆる「Age of Empire」系の開拓ストラテジー。滅びに直面したおどろおどろしく閉塞した世界で、わずかな希望を見つけ出すべく開拓を進めていく。

    やたらと評判が高いゲームなのだが、正直なところ最初は非常にとっつきにくかった。ストラテジー系は、そもそもやり方や概念から学ばないといけないというのもある。それだけではなく、素材も建物も数が多く、時間に追い立てられ、せっかく作った町はやがて強制的にリセットされてしまう。建築系ゲームでそれはないんじゃないの、と思っていた。

    しかし、少しだけコツをつかみ、なんとかクリアできるようになってくると面白さがわかってきた。これはあれだ、建築系ゲームの序盤の面白いところを繰り返し楽しめるゲームなのだ。そのために、建物や素材の種類が多くなっているのだ。

    マップが毎回ランダムなのはもちろん、生産できる設備もランダムで提示されるカードの中から選ぶ。必ずしも欲しい建物が来るわけではなく、与えられた条件の中でより良い選択肢を選びつつ、発展を進めなければならない。

    このように、ランダム性を高くし、かつ「いろいろな手段」で生産できるようにすることで、リプレイ性を高めている。

    採集できる素材、生産、開墾、建築、住人の不満、嵐、探索、商人との取引、森の敵意、女王の怒り。さまざまな要素が複雑に絡み合い、絶妙なバランスを保っている。もっとプレイヤーとしての知識が付き、セオリーを理解し、実践できるようになれば、さらに楽しめるという予感がする。

    インターフェイスがよくできていて、建築物ごとにいくつ建てているか、生産物にはどの建物が必要か、などがわかりやすく表示される。複雑なゲームなので100%便利、とまではいかないが、こうしたゲームの中ではかなりわかりやすい部類だと思う。

    ゲームは強制的に滅びを繰り返していく作りだが、新しい建物や恒久的な能力アップなど、クリアできなくてもプレイを続けていくと徐々に強くなる要素があるので、リプレイの意欲が湧く。ただ、能力アップのためのポイントは普通にプレイしていても少しずつしか増えないため、自分のようなへっぽこプレイヤーでは、成長させるのにやたら時間がかかってしまうかもしれない。

    グラフィックスはおどろおどろしく、ゲーム内容もとっつきやすいとは言えない。特に日本では、ちょっと敬遠されがちな見た目かもしれない。しかし、さすが話題になり「圧倒的好評」を得るだけのことはあり、少しわかってくると本当に面白い。日本語も違和感無くちゃんと翻訳されているのでご心配なく。開拓ストラテジー好きにはおすすめ。

  • No Plan B

    SWATタクティカルゲーム。SWATの隊員に行動指示をして建物に突入させ、犯罪者を排除して目的を達成する。

    これ系のゲームには「Door Kickers」というのがあるのだが、その進化版といったところ。入口で待機して同時に突入したり、タイムラインを変えて行動を確認する、といったインターフェイスがよくできている。

    「Door Kickers」と比べると難易度が低く、理不尽にやられることが少なくなった印象。また、「Door Kickers」では作戦中いつでも時間を止めて指示の変更ができていたが、こちらは最初に入力した指示は変更不可。その点ではスリリングさは増している。

    インディーズゲームあるあるだが、入力がうまくできなかったり、隊員がとんでもないルートを移動するなどのバグっぽいところはある。また最大8人を操作できるのだが、8人はちょっと多すぎ。4人+スナイパーくらいで制限してもよかったかも。

    こういう系統のゲームはいくつかあるのだが、どれも理不尽にやられてストレスたまることが多い。しかしこのゲームはちゃんと設定すればちゃんと行動してくれて嬉しい。あとデコイ最強。

  • Fights in Tight Spaces

    「Slay the Spire」系のカードバトル+近接タクティカルコンバット。四角のマス目状の狭いマップ内で、エージェントが単独で戦闘し、敵を倒していく。基本はカードバトル系によくある攻撃と防御カードがあり、1ターンごとに防御がリセットされるというアレ。しかし特徴的なのは、「移動する」「移動させる」カードがあること。これをうまく使って、敵との距離を取ったり、敵を同士討ちさせたり、場外にはじき出すことができる。

    マップはSlay the Spire系の分岐選択型。行く先の地形は見えているので、苦手なマスを避けながら進むこともできる。戦闘以外にもイベントや回復(有料)などのマスもある。

    敵の正面に立つと次のターンでダメージを受けてしまうので、横や後ろにつくのが基本。攻撃は、多少の遠距離攻撃もあるが、基本的に近接。1マスか2マス先くらいにしか届かない。なので移動して敵に近づいてボコることになる。

    敵の種類も豊富で、攻撃するとカウンターしてくるもの、目の前に立つと攻撃してくるもの、銃で遠距離攻撃してくるもの、アーマーで防御しているもの、正面からはダメージが与えられないものなど様々。敵の攻撃範囲は足元に表示されているので、それを見ながら敵の攻撃を避けたり、同士討ちを狙ったりしていく。限られた手札をパズルのように組み立て、いかにダメージを受けず敵を倒していくか、立ち回りを考えていく。

    戦闘に勝利するとカードを入手していく。カードショップもあるし、カード強化もできるし、不要なカードをお金を払って削除もできる。このあたりはいわゆるカードバトル系のセオリー。出てくるカードの良し悪しは運に左右されるが、複数枚から1枚を選択するので、どんなカードを選んでいくのかで戦略が大きく変わってくる。最初に選択するデッキにもバランス型、防御型、攻撃型などのタイプがある。

    グラフィックスはシャドウだけというシンプルさが逆に新鮮で良い。ただリアル系なので、アクションは地味目。

    常に1対多なので圧倒的に不利な状況で戦い続けることになるが、敵が一回攻撃して移動する間にこちらは何回も動けるのでそこは主人公補正といったところか。銃弾も構えてガードするし。

    カードバトルとタクティカルが融合してまったく新しいゲーム性を獲得している。作戦がうまくきまって敵をバタバタたおしていくのは心地よい。特に体力いっぱいの敵を場外に押し出すのは快感。「Slay the Spire」の系譜とはいえ他にはないまったく新しいものになっていて素晴らしい。
    日本語もしっかり対応している。

  • レジェンダリーテイルズ

    VRダンジョンクロウル。ディアブロ系ハクスラ+ランダム3Dダンジョン探索+Skyrim系リアルバトル。まだアーリーアクセスでいろいろと不足部分は感じるが、それでも名作への期待を感じさせる作品。

    特徴的なのは戦闘。武器、盾、魔法を使って戦うのだが、敵の動きがとにかくリアル。敵の攻撃を剣で打ち返して(パリイ)、怯んだところに切り込んだり。こちらの攻撃も盾で防御されたりするので、隙をみたりカウンターを狙ったりして戦うことになる。さらには敵を掴んでボコったり、落ちているツボを掴んで殴りつけたり、敵のちぎれた腕を掴んでぶん回して武器にしたり、といろいろできる。Skyrim VRの戦闘をもっとしっかりとしたような感じ。強攻撃やパリイで敵が怯むのもよい。また敵の攻撃もワンパターンではなく、巧みに振り回して予想外の方向から攻撃してきたりとなかなか小癪。敵が複数になるととたんに難易度が増すので、各個撃破が基本となるが、強いやつは周囲の敵を引き連れてくるのでたちが悪い。いままでいくつかダンジョン探索型のVRゲームをやってきたが、このゲームの戦っている感は圧倒的に高い。

    ダンジョンは毎回地形や敵の配置が変わる。ただし途中でポータルや死に戻りで一時的に街に戻った場合は、それまでのダンジョンが維持されていてリトライできる。一度ゲームを抜けるとリセットされる。ダンジョンは完全ランダムではなく、いくつかのパターンの中からランダムで選ばれるぽい? 同じような景色がずっと続くので迷ってしまうが、体力と引き換えに出口を教えてくれるガイドもいるのでなんとかなるかと。

    キャラクターの成長はレベルアップ制。使う武器や戦い方によってステータスごとに経験値が入り、経験値が一定以上たまるとレベルが上がる。レベルアップするとポイントが入り、スキルを会得することができる、というオーソドックスな流れ。ただしステータスは戦闘力に直結するので、まんべんなく上げるよりはSTR、DEX、INTのどれか1つに特化して上げる方が効果的みたい。

    武器や装備は、敵を倒したり樽を壊したり、街で購入したりして入手する。ダンジョン内ではアイテムは基本的にクリスタルの形で出現し、破壊すると物が出てくる。コウモリがクレイモアを落としたりして「そんなわけないやん」ってのもクリスタルを介することで違和感がない。武器にはコモン、レア、ユニーク、レジェンダリーなどのランクがあり、当然レジェンダリーの方が強い。ただレジェンダリーは特殊効果がついているので、変な特殊効果がついているものは使いづらい。
    他に入手できるものとして、お金、体力回復、魔力回復がある。お金は街での買い物に。回復はそのまま回復だが、ダメージ量が半端ないゲームなので回復アイテムは場合のよっては命綱となる。しかしツボやタルは数が多いので壊すのがたいへん。またコモン武器が大量に出るので、拾って売ったりするのもちょっと大変。そのへんのバランスはできればもう少し調整してほしい。

    ダンジョン内でやられてもレベルやインベントリのアイテムは保持される。なのでちょっとローグライクとは呼びづらい。やられたら装備していたアイテムをその場に落とし、お金も少し減る? 落としたアイテムは再びその場に行って改修するか、お金の力で取り戻せる。レベルダウンはないので、やられてもダメ元でゾンビアタックしてればそのうちなんとかなるかも。お金は減るけど。

    マルチ対応で最大4人までプレイ可能だそうだが、VRのフレンドはいないのでマルチは未体験。マルチにすると敵が増えたり強くなったりするらしい。そして楽しいらしい。

    敵の種類が実質3種だとか、ダンジョンが単調だとか、弓の飛ぶ方向がおかしいとか、投げ武器が使えないとか、微妙な不満はいくつかあるが、まだアーリーアクセスなのできっとこの先解消されるに違いない。VRのVRとしての見た目と動きを十二分に生かした良ゲーの卵だと思う。日本語には対応していないが、ストーリーとかは特にないので、アイテムとスキルの説明ぐらいが読めたら遊べるはず。

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    追記。期待できるゲームなのであえて気になる点を。

    1. 樽と壺多すぎ。探索中の7割ぐらい樽と壺壊ししてる気がする。かといってアイテムや回復が出るので無視もできない。もうちょっと数を減らしてもよいのでは。相対的に目玉である戦闘の頻度が低い。

    2. 戦闘。他に類を見ない戦闘アクションのできなんだけど、デモムービーみたいに多彩な動きはなかなかできない。これは自分がへたっぴなのもあるけど、ガードしてミスるくらいなら先制攻撃で相手をひるませる方がいい、となって勢いで武器振ってることが多くなってしまう。

    3. ダンジョンが単調、というかこれってランダム生成マップではなくて固定からランダムで選択式? あんまり複雑にはしなくてもよいけど、できれば構造はランダムであってほしい。あと部屋の雰囲気なんかももっとパターンが多いとよいかも。

  • Homesick

    廃墟探索アドベンチャー。いわゆる3Dポイントクリック型のゲームで、崩れかけた建物の中を探索していくのだが、とにかく廃墟がキレイ。廃墟好きなら言うまでもなく溢れる廃墟感に痺れ、そうでない人でも退廃感とそこはかとない不気味さに惹き込まれるに違いない。

    謎解きはそんなに複雑ではないが、日本語は対応していないのである程度英語能力は必要になるかと。

    とあるツールを使ってVRでプレイしたら、さらに没入感が恐ろしいほど増した。ただし猛烈にVR酔いした。

    製作者のコメントにある”We believe in video games as art”がそのまま形になった作品。しっとりとした音楽も良いです。そんなに長いゲームではないので、ぜひ最後までプレイしてほしい。

  • Spellcaster University

    魔法学校経営・・・というより建築シミュレーションゲーム。復活した魔王軍に対抗するため、魔法学校の経営者となって魔法使いを養成し、来るべき戦いに備える。

    四角いマスからなる部屋を積み重ねていって魔法学校を作っていく。魔法を訓練する部屋の他に、学生が急速する部屋、教師が待機する部屋、学校全体を清潔に保つための管理室、など様々。また各部屋には設備や生き物を配置でき、それらによっても様々な効果が生まれる。
    部屋や設備、生物や装備は、ランダムに配布される3つのカードとして提示され、その中から1つを選択する。出るカードの運要素もあるが、それ以上にどのカードを選んでいくかが重要となる。いろいろな部屋を増やすか、部屋をアップグレード(同じ部屋カードを重ねるとアップグレードになる)していくかという判断も必要。

    魔法には6つの系統があり、それぞれの系統にはさらに細かい科目がある。学校で学ぶ学生は、それぞれ従事する訓練の属性のマナやお金を生み出すので、そのマナやお金を使って新たなカードを引いていく。マナはカードを引く他、イベントで使用したり、住民たちとの交流でも使用するので、使い所はよく考えて。

    学校には「名誉」というパラメータがあり、これが高いと学校の評判が上がり、新入生がたくさんくる。学生の多さは生み出されるマナにも影響するので、この名誉のパラメータも重要。

    生徒たちは一定期間学ぶと卒業していく。卒業時に選択する職業によって、一時的なマナを得たり、恒久的な効能を得たりできる。生徒の学んだ科目によって選べる職業が増え、よりレアな職業になるほど、効果も大きくなる。

    魔王軍が到達すると学校を放棄して逃げなければならない。生徒はすべて強制的に卒業となり、それまで建てた部屋や設備、名誉などはすべて消滅し、新たな土地で1から学校建設を始めることになる。ただし卒業生が得た恒久的な効果は持続する。魔王軍が攻めてくるまでにどれだけ学校を発展させ、クエストを消化し、学生たちを成長させらえるか、が肝となる。

    プレイ感について。たくさんの学生が自律的に目まぐるしく動いているが、個々人が何をしているというところまではあまり気にする必要はなさそう。足りないものや空き部屋の割合、くらいを気にかければよいかな、と。

    難しすぎず、簡単すぎず、かつ最終面はリトライできるので遊びすいゲームになっている。少しだけダンジョン探索の冒険要素もあるが、基本的には学校建築ゲーム。カードゲームだけれど、日本語もしっかり対応しているので心配はいらない。

  • Militia

    将棋やチェスのような盤上のコマ取りストラテジーゲーム。画面もゲーム内容もシンプル極まりないけれど、非常にハマるゲーム。

    味方のコマは3つなのに対し、敵のコマは大量。各コマごとに動ける範囲、攻撃できる範囲が決まっているので、敵の攻撃をくらわないように位置取りをしながら、★のついた敵を殲滅すれば面クリア。3つのステージをクリアすると経験値が入る。経験値が一定数たまるとランクが上がって敵が強くなっていく、といった感じ。

    敵の物量は圧倒的だが、味方はより多く動けるし、位置によっては一度に複数の敵を倒すこともできる。また、瞬間移動させたり、味方を再稼働させる能力を持つコマもあって、戦略性は豊富。細かいノウハウはやられながら体で覚え込んでいく感じ。

    頭を使うゲーム、と思われるだろうが、本当に必要なのは観察力、注意力。とくにかく敵に攻撃を受けない位置取りをすることが大前提。時間制限もないのでじっくり考えられるのだが、なぜか敵に攻撃されるのに気づかずやられてしまう。連続でやられると一気にランクが下るので地獄。逆に連勝するとさくさくとランクが上がっていく。

    ゲームモードが2つあるが、左側の明るい方しかやっていない。右側の暗い方はランダム性?があるようでなんとなく食指が動かない。

    地味だけれどハマりはじめるとどっぷりハマってしまう。ルールも難しくないし、お手軽にさくっと遊べるし、その割にけっこう手応えもあるし(自分が下手なだけ?)でおすすめです。

  • Foundation

    素材を集めて建物を立てていくAOE系シミュレーション。時代は中世っぽく、石造りの建物くらいまで。チュートリアルを選べば町づくりに必要なイベントが順に発生するものの、シナリオらしいシナリオはなく、戦闘もないので、まったりじっくり町づくりが楽しめる。町を整備して住居や仕事を増やすと住人がやってきて住み着き、勝手に新しい住居を作っていく。住人を維持していくには食料が必須で、高感度を保つために他にも宗教や環境なども必要となる。素材集めや生産のための建物を建てて作業者を割り振ると生産していく。建物の間を人が歩くと自然と道ができる。細かいデザインをするのではなく、ざっくりと作ると勝手に人々が町を作っていくのがけっこう楽しい。

    いちおう目的というか大きなミッションはあるが、中盤以降にイベントやできることが少なくなりがちなのがちょっと残念なところか。

    食料調達がけっこうシビアで、食料がないと住民が仕事をしない>さらに食料がなくなる、という悪循環に陥る。戦闘はないので、食糧不足こそこのゲームの敵と言えよう。

    まったりゆっくり町づくりを楽しみたい人におすすめ。

  • Dying Light

    オープンワールドゾンビFPS。パルクールで壁を登り、屋根を飛び、素材を拾って武器やアイテムを作り、ゾンビを蹴り倒して頭を踏み潰していく。電気ビリビリマチェットとか、めっちゃDead Islandっぽいなあと思ったら同じ開発元でした。メインゲームのクリアまでプレイ。

    けっこう広いオープンワールドマップが2つ。Dead Islandと違うのは、壁のぼりやパルクールができること。移動のスピード感は良し。市街地なので探索できる場所も豊富。基本的にゾンビの少ない屋根を移動して目的地まで移動する。またチェインフックを入手すると、遠くや高いところにフックを伸ばして移動できるようになるのでさらに行動力が増す。中盤以降入手できる銃や弓は、Dead Islandよりも使いやすくなっている気がする。ただし威力はお察し。

    レベルは基本、アクション、攻撃の3つのカテゴリあり、それぞれで上がっていく。基本はイベントをこなしたり、夜を生き延びると得るポイントでレベルアップ。他の2つはアクション、攻撃などそれに関連する行動をすることで経験値がたまってレベルが上っていく。レベルが上がると新しいスキルを1つ選択可能。ジャンプキックや敵の頭を踏み潰す、敵に擬態するなど、生存率や戦闘能力をかなり上げてくれるスキルもあるので、レベル上げとスキル選びはかなり重要になる。どのように選んでいっても終盤には全スキル取得できると思うのでスキル選びの失敗はないが。

    オープンワールドでよくあるように、メインシナリオとサブシナリオがある。またマップの特定の場所で開始される戦闘やパルクールなどのチャレンジも用意されている。

    難易度はやや高めかも。死ぬと経験値を失うのであんまり死にたくない。夜の間に死ぬと、夜の間に取得した経験値を失うだけだが、夜はとても倒せないような凶悪なゾンビがうろうろしているので怖い。マップ内で死んだら経験値減って戻されるだけだが、いくつかの中ボス戦は、倒せるまで進めない、戻れないのでそこだけはちょっと心が折れないよう頑張って。

    オープンワールドゾンビとしてはよくできた良策かと。ただしかなあああありグロいので耐性のない人は注意。

  • Cloud Gardens

    Cloud Gardens

    廃墟に草を生えさせるゲーム。草や木の種を撒き、その近くに物や設備、建物を配置することで、植物が成長していく。植物はやがて花や実をつけ、それを収穫することで新たな種を植えることができる。壁には蔦を、床面にはススキや木を、など、場所に合ったものを植えて育てていく。繁殖度によってポイントが入り、面ごとに指定されたポイントを超えればクリア。すぐ次の面に行ってもいいし、生やせるだけ草を生やして遊んでもよい。

    リアルというよりはドット絵っぽいグラフィックスだが、だんだんそれが気にならないくらい没頭できる。他のゲームにはない新しい感覚と、廃墟好きにはたまらないシチュエーション。マップを自作することもできるが、ランダムマップがあれば、もっと嬉しかった。

  • MOTHERGUNSHIP: FORGE

    VR専用のSFトリガーハッピーFPS。両手にソケットや武器や拡張装備をつけてガンガン撃ちまくるシューティング。ノーマルモードを何回かクリアしたところまでプレイ。一応前作「MOTHERGUNSHIP」の続編ということになっている。一部前作を引き継いでいる部分もあるが、VR専用になったことでかなり違うゲームスタイルやルールになっている。

    立ち位置はほぼ固定。敵の弾を避けるために少しだけ移動できる。移動はルームスケールで実際に避ける方法と、コントローラでゆっくり動く方法の2種。部屋内に敵がわいて、自分めがけて攻撃してくるのでそれを撃ち落としたり弾を回避したりしながら全滅させていく。VRなので全方位向けるけど、敵は基本的に前方からしか来ない。とはいえ視界は全体をカバーしきれないから上下左右を向いて索敵しながら、という感じになる。敵の攻撃はかなりゆっくりの上、自分の当たり判定は頭だけなので、コントローラでの移動と体(頭)の動きで弾を避けていく。

    このゲームの醍醐味はなんといっても両手に付け足していく各種装備。ソケットは装備の接続数を増やしてくれる。さまざまな形やコネクタの数の違いがある。武器は基本的に正面を向いたコネクタに付けなければいけないし、視界の邪魔にならないようにもしないといけないので、ソケットの組み合わせや向きを考えて繋ぐ必要あり。武器も強いものからイマイチのもの、近接武器など様々。たくさん付けることにデメリットはないようなので、付けられるならどんどんつけたい。拡張装備は、武器に効果を与えたり、敵を弱体化させたり、お店で効果を発揮したりとこれも様々。どちらの向きに接続してもいいが、武器に効果を付与するものは武器がついている方の手に装備しないといけない。前作では装備同士の干渉があると配置できなかったが、今作では干渉を気にせず好き勝手に付けられるようになっている。装備を手(VRコントローラ)でがっちょんがっちょん付け外ししていくのもけっこう楽しい。

    武器は基本的に弾数制限なしなので撃ちっぱなしでもOK。ただし拡張装備のキャニスターには容量があり、容量が切れると効果が出なくなる。が、実際には敵が大量に出てくるのでほとんど撃ちっぱなし状態になるだろう。キャニスター容量を回復するアイテムなども出てくるので、適当に撃ちまくっていてもいつの間にか容量が回復していたりする。

    部屋の報酬での装備の入手は、基本的に3つの中から1つを選択する。他にはお店で買ったり、スペシャルルームで拾ったりすることもある。装備の拡張の方向性を考えながら、武器を付けたり、ソケットを継ぎ足したり、拡張機能で強化していくことになる。とはいえ選択肢はあまりないので、出てきたものから比較的良いものを選んでいくことになる。

    部屋の敵を全滅させると、次の部屋への扉が選択可能になる。部屋ごとに得られるものは装備、経験値、お金、体力回復、シールド、お店、体力最大値アップ、鍵、その他があり、欲しい物がある部屋へ進むことができる。ある程度部屋を進むとボスが出現し、ボスを倒すとよい報酬をもらって次のステージへ進むことができる。基本的なゲームモードでは3体のボスを倒すとクリアとなる。

    いくつかVRのFPSをプレイしてきたが、いままでで一番面白いと感じた。「少しだけ動ける」というのがキーポイントかもしれない。これが「自由に動ける」だとしんどくなり、「まったく動けない」や「勝手に動く」だと不自由でつまらなく感じる。

    気になる点としては、いわゆる運ゲー的要素が強く、出現する装備によって状況が非常につらくなる場合がある。装備のスペックに差が大きく、弱い武器や役に立たない拡張も多々存在する。それ以外にもずっと出現する装備の種類が偏っていて、後半まで弱い武器が1つか2つしか手に入らないこともある。せめて装備部屋の報酬は、ソケット1つ、武器1つ、拡張機能1つ、と固定にするなどしてほしかった。上級者ならそれも腕でカバーできるのかもしれないが、カジュアルプレイヤーにももうちょっと救いの手を。

    不満点も書いたが、VRのFPSとしてはしっかりと楽しめる良いゲームだと思う。1ゲームは30分もかからず、経験値によって解除されるアイテムやゲームモードなど、繰り返し遊べる要素も用意されている。敵の種類や装備などが今後もっと拡張されるといいなと思う。