Deep Rock Galactic: Survivor

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スペースドワーフの穴掘りFPS「Deep Rock Galactic」(以後、DRG)のスピンオフ作品。ゲームシステムは「Vampire Survivors」系。スペースドワーフが武器とツルハシを手に、エイリアンが巣食う地下で資源を集め、脅威を排除して脱出するゲーム。

DRGは立体的な地下洞窟を探検していったが、こちらでは平面的なマップを探索していく。いわゆるバンサバ系で、攻撃は自動、プレイヤーは移動のみを行う。マップは比較的開けた平面だが、所々に岩壁や鉱床があり、ドワーフが近づくと自動的にツルハシで壁を削ってくれる。この壁を掘ることがこのゲームの特徴的な部分で、壁を掘り進めて押し寄せる敵をかわしたり、通路を作って敵を一方向に集めたりできる。また、鉱床はDRGでお馴染みのナイトラやゴールド、その他サブクエストのモーカイトや希少鉱石など。鉱石によって一時的、あるいは恒久的なステータスアップができるが、鉱石は壁より崩すのに時間がかかるので、敵の接近を見つつ掘るタイミングを考える必要がある。

クラスはDRGと同じく4つ。ただし協力プレイはなく、単独での任務となる。クラスごとにステータスの特徴や使える武器が異なる。また、DRGとは違い、ゲーム中のレベルアップがあり、敵を倒したり鉱床を崩すと出てくる経験値玉を集めてレベルアップしていく。レベルアップするたびに武器性能や能力をアップできる3つのカードが提示され、1つを選択する。このあたりはバンサバ系でおなじみのもの。

マップは5階層構成。各階層に中ボスがいて、最後の階層に中ボスx3とラスボスがいる。各階層のボスを倒すとドロップポッドが降りてくるので、30秒以内に乗り込んで脱出する。バンサバ系では無限に戦えるのが一般的だと思うが、このゲームでは階層ごとのクリアでマップがリセットされ、最終階層のクリアでゲーム終了。レベルアップや集めた武器アイテムなどすべてリセットされる。せっかく「俺TUEEEE」となったのに、必ずリセットされてしまうのは少し寂しい。エンドレスモードも将来的には導入されて欲しい。

各階層のクリア後にはショップでカードの購入ができる。ナイトラを使って武器系、ゴールドを使って能力系のアップが可能。敵を倒すだけでなく、マップ内を探索して鉱石を掘り出すことも重要な戦略となる。

死亡後、またはクリア後には、収集したゴールドや希少鉱石を使って恒久的な能力アップができる。また、実績に応じて新しい武器やアイテムが解禁される。これにより、途中でやられても少しずつ能力を底上げしていけるので、モチベーション維持に役立つ。ただし全解除してしまうとその先のモチベーションを上げるはちょっと辛いかも。

バンサバ系はそれほど多くプレイしているわけではないが、壁を掘って回避とか、お馴染みの武器とか、DRGをやっているとニヤけてしまう演出を上手に取り込んでいる。DRGとバンサバ系の要素が上手くミックスされたこのゲームは、非常に楽しい。

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