Against the Storm アゲインスト・ザ・ストーム

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住人に指示をして、建物を建て、素材を集めたり生産したりしていくいわゆる「Age of Empire」系のストラテジー。滅びに直面したおどろおどろしく閉塞した世界観が特徴。

やたらと評判が高いが、正直なところ最初は非常にとっつきにくかった。素材も建物も数が多く、時間に追い立てられ、せっかく作った町はクリアするとリセットされてしまう。建築系ゲームでそれはないんじゃないの、と思っていた。

しかし少しだけコツをつかみ、なんとかクリアできるようになってくると面白さがわかってきた。これはあれだ、建築系ゲームの序盤の面白いところを繰り返し楽しめるゲームなのだ。そのために建物や素材を多くし、ランダム性を高くして、かつ「いろいろな手段」で生産できるようにしている。

採集できる素材、生産、開墾、建築、住人の不満、嵐、探索、商人との取引、森の敵意、女王の怒り、様々な要素が複雑に絡まり合い、絶妙なバランスを保っている。もっとプレイヤーとしての知識が付けば、もっと楽しめるという予感がする。

インターフェイスがよくできていて、建築物ごとにいくつ建っているか、生産物にはどの建物が必要か、などがわかりやすく表示される。複雑なゲームなので100%便利、とまではいかないが、こういうゲームの中ではかなりわかりやすい部類だと思う。

ゲームは強制的に滅びを繰り返していく作りだが、新しい建物や恒久的な能力アップなど、クリアできなくてもプレイを続けていくと徐々に強くなる要素があるので、リプレイの意欲が湧く。

グラフィックスはおどろおどろしく、ゲーム内容もとっつきやすいとは言えないが、さすが話題になり「圧倒的好評」を得るだけのゲームではある。

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