住人に指示をして素材を集めたり、建物を建てたり、生産したりしていく、いわゆる「Age of Empire」系の開拓ストラテジー。滅びに直面したおどろおどろしく閉塞した世界で、わずかな希望を見つけ出すべく開拓を進めていく。
やたらと評判が高いゲームなのだが、正直なところ最初は非常にとっつきにくかった。ストラテジー系は、そもそもやり方や概念から学ばないといけないというのもある。それだけではなく、素材も建物も数が多く、時間に追い立てられ、せっかく作った町はやがて強制的にリセットされてしまう。建築系ゲームでそれはないんじゃないの、と思っていた。
しかし、少しだけコツをつかみ、なんとかクリアできるようになってくると面白さがわかってきた。これはあれだ、建築系ゲームの序盤の面白いところを繰り返し楽しめるゲームなのだ。そのために、建物や素材の種類が多くなっているのだ。
マップが毎回ランダムなのはもちろん、生産できる設備もランダムで提示されるカードの中から選ぶ。必ずしも欲しい建物が来るわけではなく、与えられた条件の中でより良い選択肢を選びつつ、発展を進めなければならない。
このように、ランダム性を高くし、かつ「いろいろな手段」で生産できるようにすることで、リプレイ性を高めている。
採集できる素材、生産、開墾、建築、住人の不満、嵐、探索、商人との取引、森の敵意、女王の怒り。さまざまな要素が複雑に絡み合い、絶妙なバランスを保っている。もっとプレイヤーとしての知識が付き、セオリーを理解し、実践できるようになれば、さらに楽しめるという予感がする。

インターフェイスがよくできていて、建築物ごとにいくつ建てているか、生産物にはどの建物が必要か、などがわかりやすく表示される。複雑なゲームなので100%便利、とまではいかないが、こうしたゲームの中ではかなりわかりやすい部類だと思う。
ゲームは強制的に滅びを繰り返していく作りだが、新しい建物や恒久的な能力アップなど、クリアできなくてもプレイを続けていくと徐々に強くなる要素があるので、リプレイの意欲が湧く。ただ、能力アップのためのポイントは普通にプレイしていても少しずつしか増えないため、自分のようなへっぽこプレイヤーでは、成長させるのにやたら時間がかかってしまうかもしれない。
グラフィックスはおどろおどろしく、ゲーム内容もとっつきやすいとは言えない。特に日本では、ちょっと敬遠されがちな見た目かもしれない。しかし、さすが話題になり「圧倒的好評」を得るだけのことはあり、少しわかってくると本当に面白い。日本語も違和感無くちゃんと翻訳されているのでご心配なく。開拓ストラテジー好きにはおすすめ。

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