未開拓の島を謎を求めて冒険するサバイバル探索ゲームの第2段。パーティを組んで船で乗り付けた島を徒歩で闊歩して遺跡や村を見つけ獣や怪物と戦い謎を解き明かして目的を達成していく。
1作目は名作だとは思いつつ、その難易度の高さと追い詰められる感が半端ではなく、とっつきにくかった。しかし2ではいろいろとゆるくなり遊びやすくなった。難易度が下がったと残念に思う人もいるかもしれないが、個人的にはこのぐらいの難易度がいい。難易度選択もあるので、ハードモードならそれなりに手応えもあるだろうし。
ということで、前作から変わった点を重点的に見ていきたい。
まずはグラフィックス。前作は荒いドット絵だったが、今作ではキャラクターや背景などがキレイになり、ぬるぬる動くようになった。最初はちょっと違和感があったが慣れると問題ない。ただ絵の雰囲気が、同類の探索ゲーム「Renownd Explorer」に似てしまった感じはする。
前作はキャンプをはったり村で休んだりすると、高確率でマイナスなイベントが発生してすぐに追い詰められていたが、今回は良いイベントと悪いイベントが半々くらいで、悪いイベントもダイスで回避できたりするようになってかなり気が楽になった。ただし休憩しすぎていると世界が紫の雲に包まれているのであまりのんびりとしていられない点は健在。
ダイスを振っての戦闘について。前作はダイスの組み合わせで技が出るというもので、組み合わせを見つけたり覚えたりしなければならなかったが、今回は最初に選んだダイスで効果が決まり、その後追加するダイスはメインダイスの付加効果となるので、かなり戦闘がわかりやすくなった。また技の特性も増えたので戦略の幅が広がった。ダイスの色と技の種類にも組み合わせが多くなり、青だから防御、みたいな固定もなくなった。
村の友好度を上げやすくなった。各村で長老のクエストを受けてクリアすることで一気に高感度をあげられるようになったし、ぶらついてる村人を捕まえてプレゼントをするとそこそこいい感じに好感度が上がるようになった。一方で一気に高感度が下がる選択肢も増え、プレイヤーの選択肢が広がったともいえる。何をやったら高感度が上下するか、がわかりやすくなったのも良い点。
前作は複数の冒険者がいて順位を競い合っていたので、うまく稼げなかったらそのまま浮上することなくゲーム失敗、ということも多かった。今回はライバルはいないのでそういう点で追い詰められたり行き詰まったりすることはなくなった。
一方で、固定クエストができたことで、面倒でも決まったクエストをやらなければいけなくなったというマイナス面も。クリア後にフリーモードにはなるが、最初からフリーモードもあってよいかなと思った。ライバルモードも個人的には苦手だけれど、選択肢で選べるようになってたらよかったかな、と。
パーティメンバーの好感度を上げる手段や、呪いを解く手段が多くなった。特に出港前に町でその点をケアできるようになったのは大きい。理不尽な呪いに延々と苛まれ続ける重圧から解放された。
狂気イベントがゆるくなった? 前作は正気度がゼロになるとほぼ死確定、な印象だったが、今回は虹色の世界に行ってもわりと戻ってきて無茶できるようになった・・・気がする。そんなに何度も狂気に落ちたわけではないのでたまたまかもしれないが。
そんなこんなで全体的にすごく遊びやすくなった上、選択肢やアイテム、イベントも増えて楽しく遊べる良い進化をしていると思う。さらに最初から日本語も完全対応しているし、翻訳も問題ない。探検系ゲームではいまのところ一番遊びやすくて面白いのではないだろうか。おすすめ。
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